私が毎日読んでいるブログ「外から見る日本、見られる日本」で作者の
カナダ・バンクーバー在住の社長ヒロさんが、日本の英語教育について
書かれた記事、下記URLを紹介します。
http://blog.livedoor.jp/fromvancouver/archives/52591194.html
ヒロさんは、外におられるが故に、日本の問題点等を客観的に分析されて
いつも大変参考になっております。
さて今回のヒロさんの主題は、日本の小学校の英語教育です。
私は大いに同感します。
私は、英検®講師をしておりますが、小学校での英語教育は不要、と以前から
考えております。
理由は、「話す」「聞かせる」ことが出来なければ、いくら英語が出来ても
外国人相手に丁々発止やりあえないからです。
数学者で随筆家の藤原正彦氏という方がいらっしゃいます。
「文芸春秋」で随筆を連載されてますが、氏は小学校で最も大事な教科とは
「一に国語、二に国語。三四がなくて五に国語」と力説されてます。
まさにその通りと思います。
氏は米国でも教鞭を取られ英語が達者な方ですが、ご自身の経験則からそう
仰っておられます。
自分の主張、相手の主張の理解。
これを小学生の頃から鍛えなければいけません。
「英語」よりも「弁論」という授業を作るべきではないでしょうか。
英検®には、3級から「英作文」と「面接(スピーキング)」という科目が
あります。
私は生徒に、この科目で大事なことを次の様に力説しております。
「最初に自分の主張を書きなさい。言いなさい。そしてその理由を
箇条書きで付け加えなさい、言いなさい」。
「これが欧米人の言い方、考え方なのです」。
「長文でも、標題と第1段落の最初の行に注目しなさい。彼らは先ず
結論を先に言い、その後にその根拠を列挙するのです」。
「英文の構造。先ず主語を明確にし、動詞で好きなのか、嫌いなのか
持っているのか、いないのか、を述べる。これを頭に体に染み込ませな
さい」。
「この英検®で、将来外国人と交流、仕事をする時のために、今からこれらを
よく学んで下さい」。